読んだ漫画
- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03/23
- メディア: コミック
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
とうとう、大円団。 なのだが、
本屋にいっても山済みされておらず、気のせいか最終巻は出版数も少な目の印象。
いかにも読者を選びそうな漫画ではあるんだけど。
気になるラストは、
天才ピッチャー・三島の強さの依拠するところが、死を常に抱いているような武士道精神であったわけで、
対する巨峰貢(きょほうみつぐ)の快感を追い求める野球観の方が、より勝っていた。
というところ。
ハッピーになる手段や方法は人それぞれで、作者の山田芳裕は、極端にデフォルメされた構図や、主人公らに特異な価値観を持たせることによって、それをわかりやすく説明する。
例えば、二ページ見開きでバットをスイングしているシーンなど、パースペクティブに突き抜けた絵がこの作者の魅力だ。まさに超絶画法!
次は一体どんなことを描いてくれるのか予想もつかないが、とても楽しみな漫画家の一人。
SFマンガの傑作に成り得たかも知れない『度胸星』(諸般の事情で連載中止)の続きを、描くということはないのだろうか。
ないだろうな。
- 作者: 曽田正人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03/17
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
なんか、『昴-スバル』(連載中断中)を読んでいたときのような雰囲気が流れ出してますが・・・。
まじめ過ぎると、主人公・勝平太同様、読み手もすこし辛い。
次巻のレース後半とともに巻き返しを期待。