読んだ本
- 作者: 新城カズマ,鶴田謙二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 文庫
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とりあえず評価は、下巻を読んでからにしよう。今月発売だ。
しかし「高校生の会話に聞こえない」し、監視されたい人々のための「国内至る所カメラ追尾記録システム」みたいな発想とか、なかなか理解に苦しむ。
やっぱり、評価は下巻を読んでからにしよう。
- 作者: ウィリアム・ゴールドマン,沢川進
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/06/09
- メディア: 文庫
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アイラ・レヴィン原作の「ブラジルから来た少年」ほど壮大ではないが、
それに似たナチの残党がらみの話。
主人公の若者が相当ひねた小僧なのだが、彼に降りかかる悲運には同情する。
彼への容赦ない拷問シーンは、読んだらたぶん忘れることはできないだろう。(むき出しにした歯の神経を痛める拷問・・・)
30年前の作品だが、このスリリングはなかなか薄れることはない。
謎解きは、あまりアレだけど、差し引いても絶対面白い。おすすめ。
- 作者: ロバート・J・ソウヤー,内田昌之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/06/23
- メディア: 文庫
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全3巻中の2巻目。10月に最終巻が出て幕。
安定した面白さだが、やや説教くさいかな。
張りに張った伏線を次巻でどう回収するのかが見ものだ。
- 作者: 戸梶圭太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/04/27
- メディア: 単行本
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ああ、いつもの戸梶。
でも、主人公が高校生だから妄想だけで済ませてる。
実際に、死なないものみんな。(死ぬのはたった一人だけ。それも自殺。過去最低人数?)
「うす汚ねえ大人なんかになりたくない」と思っているゴミのようなガキどもが、
無意味に時間を食いつぶしていく様子が描かれていて新鮮。
やっぱり大人が書く子供は、悪意に満ち満ちている典型だな。
ストーリーは、あってないようなもの。
堀越学園みたいな高校の、芸能科が舞台で、やっぱり「安い」人間模様。
普通科がさらに「安く」て、救われない。