読んだ本




大人の読む童話として。
ただし、いかにも映画の脚本めいている。
面白くなかったわけではないのだけども。



銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)


バカバカしいという爽快さ!
もともとSFなんていうのは虚構なんだから、それを逆手にとってもう、好き放題。
宇宙を貫くハイウェイの為に邪魔になる地球を破壊するなぞ、まさにバカ話。
しかもそれが、プロローグにすぎない。
そもそも地球は、世界のなぞを探るためにネズミによって作られた惑星で、人間なんてのはその生体コンピュータの一部である、なーんて。


そして、結局その答えが「××」などという意味不明な解。
こんなドタバタ劇なスラップスティック、僕は大好き!



宇宙の果てのレストラン (河出文庫)

宇宙の果てのレストラン (河出文庫)


やはり一作目の大傑作ぶりに比べると、やや落ちる。
のだけどもまあまあ面白い。
特に、ヒルなロボット「マーティン」が人間どもに何億年も見捨てられたうえ、あっけなく太陽に突っ込まされるとこなど笑うしかない。
こき下ろし方が徹底的なのはイギリス人の気質なのかな。