読んだ本


サンドキングズ (ハヤカワ文庫SF)

サンドキングズ (ハヤカワ文庫SF)


最近、マーティンの小説にはまってるんで、この「サンドキングズ」も探していました。
なんせ絶版が続いていて、古本屋を探してもどこにもない。
ないので相場がわからなかったけど、一度も見かけたことがないくらいだから相当な値段をつけてたんだろうね。


そんな折、めでたく復刊されました!
ハヤカワはすぐに絶版にしてしまうことで有名なので、「見かけたときに無理してでも買う」のが鉄則だそう。
肝に銘じることにしましょう。


内容は、マーティンの70年代後半ごろからの初期短編集
そこそこ未来のほどよく退化した人類や、グロテスクな生命たちの巣食う星々が舞台。
(近未来だと21、22世紀頃をさすみたいだし、遠未来だと何万年、何億年先というスケールがSFのスパン)


表題作の「サンドキングズ」がやはり不気味。
立派な虫ホラー映画が一本できる。
あとは、「<蛆の館>にて」「ストーン・シティ」かな。
人類の終末と倦怠期がよく描けてる。