読んだ本


裏アジア紀行 (幻冬舎アウトロー文庫)

裏アジア紀行 (幻冬舎アウトロー文庫)


何故わざわざ日本よりも住みにくそうに思えるアジアの、それも貧民窟みたいなところへ住んだりするのか。
クーロン黒沢の暮らしぶりも想像を絶する不快っぷりなのだが、読んでるだけの立場からすると「面白すぎる!」日々。


最近、話題になっている欧米の下層民(ホワイトトラッシュに代表される)とはまた違って、
アジアの貧しさというのは、不健全を通り越して何故か清々しささえ感じてしまう。
出てくる人、出てくる人、なんか生まれ変わらない限り、絶対に幸せにならないような方々ばかりなんですもん。
まあ、いつものクーロン節炸裂ですが、とても読ませ上手なんでスイスイ読めちゃう。
タイトルこそ「裏アジア紀行」だけど、実はこれこそがホントのアジア。
(行った事ないけどさ)
おすすめ。




ということで、ちゃんとした映画解説本(タネ本)も読ませて頂ける町山さん。
凡百の評論家と違って、原語の脚本も読み込んでるし、会えるなら監督や出演者らにもあって話を聞きにいく。
誰よりも勉強家なところがよく判るので、しっかり身につくのでした。
(まったく押し付けがましくないのでご安心を)
あー、映画がちょっとでも好きだったら、この本は読んで欲しいなあ。
映画馬鹿な監督たちがいなければ、数々の傑作はけして生まれることはなかった、
ということがわかるだけでも!!
みんな読め!!



葬列 (角川文庫)

葬列 (角川文庫)


タイトルどおり、登場人物がかたっぱしから死んでいく(殺されていく)。
頼りないヤクザと貧しい庶民のストーリーが交錯して、後半にいたって復讐劇。
極めつけにラストの銃撃戦は、「ありえないだろ!」という突っ込みも入れたくなるくらいだが、
まあ大人のエンターテイメントとしては次第点。
俺はこういうぐちゃぐちゃな馬鹿みたいな話が好きだなあ。
悪趣味?





ということで、今年もどうもありゃーとやんしたっ!
楽しく生きるために僕は邁進していきますので、
みんなも楽しく生きてください!!(なんだそりゃあ)