読んだ本
- 作者: クーロン黒沢
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/12
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 83回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
何故わざわざ日本よりも住みにくそうに思えるアジアの、それも貧民窟みたいなところへ住んだりするのか。
クーロン黒沢の暮らしぶりも想像を絶する不快っぷりなのだが、読んでるだけの立場からすると「面白すぎる!」日々。
最近、話題になっている欧米の下層民(ホワイトトラッシュに代表される)とはまた違って、
アジアの貧しさというのは、不健全を通り越して何故か清々しささえ感じてしまう。
出てくる人、出てくる人、なんか生まれ変わらない限り、絶対に幸せにならないような方々ばかりなんですもん。
まあ、いつものクーロン節炸裂ですが、とても読ませ上手なんでスイスイ読めちゃう。
タイトルこそ「裏アジア紀行」だけど、実はこれこそがホントのアジア。
(行った事ないけどさ)
おすすめ。
〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション)
- 作者: 町山智浩
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2005/12/20
- メディア: 単行本
- 購入: 133人 クリック: 1,433回
- この商品を含むブログ (155件) を見る
ということで、ちゃんとした映画解説本(タネ本)も読ませて頂ける町山さん。
凡百の評論家と違って、原語の脚本も読み込んでるし、会えるなら監督や出演者らにもあって話を聞きにいく。
誰よりも勉強家なところがよく判るので、しっかり身につくのでした。
(まったく押し付けがましくないのでご安心を)
あー、映画がちょっとでも好きだったら、この本は読んで欲しいなあ。
映画馬鹿な監督たちがいなければ、数々の傑作はけして生まれることはなかった、
ということがわかるだけでも!!
みんな読め!!
- 作者: 小川勝己
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
タイトルどおり、登場人物がかたっぱしから死んでいく(殺されていく)。
頼りないヤクザと貧しい庶民のストーリーが交錯して、後半にいたって復讐劇。
極めつけにラストの銃撃戦は、「ありえないだろ!」という突っ込みも入れたくなるくらいだが、
まあ大人のエンターテイメントとしては次第点。
俺はこういうぐちゃぐちゃな馬鹿みたいな話が好きだなあ。
悪趣味?
ということで、今年もどうもありゃーとやんしたっ!
楽しく生きるために僕は邁進していきますので、
みんなも楽しく生きてください!!(なんだそりゃあ)