iPod touch


そんななか、俺の手慰みがこいつ。
こいつは実に可愛い。
日々、音楽が、アルバムジャケットや歌詞とともに追加されていくが、
それ以外に今ハマッているのが、iPhoneiPod touch用アプリの


i文庫


昨年末に青空文庫ビューアとして誕生して以来、怒涛のごとく進化を重ね、
ユーザーの勝手な期待に応えまくり。


そもそも青空文庫というのは、版権が切れた本
(作者死亡後50年経過し、著作権が切れた本)を
有志がデータ化して、ネット上で自由に配布してる団体や行為をさす。


その青空文庫の閲覧アプリとして販売されたわけだが、
使い勝手が非常に良いことに加え、
「オリジナルテキスト」の閲覧にも非常に優れていると言う点が、
買いなのだ。


この話は若干グレーゾーンだが、データが用意できるのであれば、
いま店頭に並んでいる新刊ですら読むことが可能だ。
(「自分で買った本でも複製することは禁止されている」念のため)



しかし、こういった話は音楽のコピーがいつのまにか野放しになって久しいね。
レコード会社を自前で抱えていたソニーはそれに苦しんで、
いつのまにかアップルに大きく引き離されてしまったし。


実は過去に何度も電子書籍を売り出そうとして、いまだにパッとしないのは、
ビューアの貧弱さや価格面だけでなく、出版社の腰が重いことも要因ではないのか。


せっかくiPodや携帯電話のような、誰もが持ちうるビューアが溢れているのだから
この機会を見過ごして、違法コピーにあたふたするよりも打つ手はあると思う。


と、こんな話をだらだらとぶつのも面白くない。
i文庫は、大変エポックメーキングなアプリだし、
Ver2.1になってほぼ完成されたといって過言ではない。
(まだ世に出てふた月と経ってないのに!)


長時間読んでも苦痛ではなく、これこそが俺が待ち望んでいた出来事だ。
青空文庫の7000冊強が、たかだか100MBちょい。
そうだよねえ、日本語で一文字分に使うデータは、たった2バイトだし。
(2バイト圏って言うしね)
文字データってのは、デジタルデータのなかでもコンパクトな部類だもんね。


論より証拠。
450円払ってでも体験してみるべきです。