最近買った本
- 作者: 斎藤貴男
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2009/04/11
- メディア: 単行本
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この本を読んだからではないけど、最近、電車への飛び込み多いよね。
この本では、過労死も、過労が過ぎた為に自殺した例も同等に扱っていて興味深い。
日本において自殺行為は、永らく「心の弱い人間」のとった行動くらいに、
捉えられてきた。
毎年、三万人もの人間が自ら命を絶つという現実は、
けして他人事ではない。
(オープニングのマラソン大会のシーン説明で、
スタートラインを通過していくランナーの数に見立てた
年間自殺者の説明は怖い)
知り合いや、もしくはあなたがそうなってからでは遅すぎる。
著者があとがきで語るように、
「執筆中、辛くて辛くて、書きたいことを全て網羅することができなかった」
ような記述があって、例えばそれは、
「老人の孤独死」のようなことなんだけれども、非常に知りたいテーマだ。
それは、老人国家を迎えつつある日本が抱えている地獄で、
ほとんど報道されてない真実。
姥捨て山のような「介護の無い介護施設」であったり。
子供を保険とするような、現在の老々介護体制に未来は無いよな。
- 作者: 赤木智弘
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者は、まだ若い人みたいだけど、新聞の書評欄に書いてたコメントが良かったので読んでみた。
のだけど、この本はあまり・・・。
今の日本が、若者を犠牲にして(未来を奪って)、
正社員や中高年層の既得権益を守っているという事実を書いている。
その通りだと思う。
自分もそうは思うのだけど、
悪気は無いが、この人の文章は少し鼻につく。
「と、自分は思う」みたいな口調で〆るパターンが多いからかな。
発言の責任をことさら強調しなくていいのに。
著者の実体験でなく、ニュースの拾い読みしているような気がしてくるのもマイナス。
一人称も多すぎるのかな。
失礼だけど。