1月に読んだ本(続き)
- 作者: クリストファープリースト,Christopher Priest,安田均
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1996/05/18
- メディア: 文庫
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これぞSF。まさにセンスオブワンダー!
認識が世界を一変させるようなSFが昨今のはやりらしいですが(イーガンの「万物理論」しかり)、「逆転世界」に内在する世界も驚くような一発アイデアで構成されている。
「都市は常に動き続けなければならない」として、実際に都市をウインチで牽いて動かす様は、圧巻。
過去や未来に引きずりこまれながら、200年にも及ぶ放浪の日々。
崩壊の迫る都市が最後に見た真実とは!?
僕は、こういうの大好きです。
- 作者: 隆慶一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/11/04
- メディア: 文庫
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- 作者: 隆慶一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/12/07
- メディア: 文庫
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- 作者: 隆慶一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/01/07
- メディア: 文庫
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一週間ほど読みっぱなし。
1100ページがあっという間。
もっと、もっと読んでいたい気持ちに胸が駆られます。ああ。
その風貌から「鬼っ子」として、家康に「捨てよ」といわれた徳川家康の第6子、忠輝。
そういった処遇にまったく腐ることなく、一個の男として逞しく成長した、忠輝。
やがて彼の才能に気づいたものたちが、攻防の限りを尽くして彼の取り巻く環境に手を出し始めた。
隆慶一郎一流の「創作」が加わっているのは承知してるものの、その壮絶な生き方に、ただただ心震える。
二代将軍「秀忠」が執拗に、忠輝はおろか、父である家康をも暗殺しようとたくらむ場面。
秀忠が持てぬもの全てを持っているように見える忠輝。
25歳の身で蟄居させられた忠輝は、この当時でなんと92歳まで天寿を全うするのである。
父・家康に「死ぬなよ。生き続けて、徳川家の目の上のたん瘤であり続けてくれ」
といわれた忠輝は、家康の命を守って世にあり続けたのだった。
隆慶一郎の作品は、ラストにむかって一陣の風が吹き抜けるように心地よい。
贅沢な読書です。
- 作者: 小田扉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/02/28
- メディア: コミック
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なんでしょうか、この感じは。
「暖かい」んでしょうな。やっぱり。
こういう漫画を描ける人がいるというのは、安心だな。
笑えて泣ける。
近年読んだなかで、ベストに近いかも。