『SFが読みたい!2005年版』


今年も早川書房から刊行されました。毎年結構楽しみなんですが、今年というか近年のキーワードは、

  • 懐古復権
  • ボーダレス(ファンタジー、ミステリー)

といった塩梅で、すでに「良いものは過去にしかない!」「それもSFっぽさが希薄」みたいなあまり面白くない状況が俺的には続いています。
まあ、誰もが読むべき必読書を読んでなかったりするので、新刊があまりアレのときは、オールタイムベストをこの際読むべきかな。(落穂拾いのよう)


たしかに、柳下毅一郎さんら優秀な翻訳者集団が、
国書刊行会の「未来の文学シリーズ」を刊行し、他にも

河出書房新社の「奇想コレクション
ハヤカワ文庫FTの「プラチナファンタジー
と、目をみはるラインナップは嬉しい。


一方で、日本の若手や中堅作家たちに幅広く活躍の場を与えてくれそうな
ハヤカワの「Jコレクション」は、あまりコンスタントに刊行が続かず中断されたり、と。


個人的には、出版各社の今年の刊行予定が気になるところ。いくつかあげてみると、


などに強力期待したい!!