読んだ本


キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)


実に楽しかった!
ひょっとすると、この作者の処女作であり、最高傑作でもあるハサミ男よりも楽しめたかも。


750年前に死んだヨーロッパ人の霊が日本人のとある社長に乗り移っているとか、
純粋な本格ミステリ好きには異常なシチュエーションなんだろうけど、
そういうの許せる人には、最高の娯楽本。


一応続き物なので、今までの作品を読んでないと駄目だけど、
ラストもかっこいいし、結局残された謎も「んな、バカな!」だったとしても、いいなあ。
今年も書いてくれないのでしょうか。期待大です。