とにかく酒は呑む。
今でこそ、お洒落で垢抜けているボクですが、
高校生になりたての頃は、それはもうこっぱずかしいを通り越して、
「世界から消えてしまえ」
と、当時を思い出すたびに赤面してしまう様な、ひよっこでございました。
(実は、今もそう変わってはいませんが)
服なぞは、母親がイトーヨーカドーから買ってくるものだと思ってましたし、
(そんなお母さんですが、生活力は120点満点ですので頭は上がりません)
まわりがボンタンなら、ボンタンのズボンは、まばゆいほどに光り輝いて見えたものです。
スリー以上の、異常タックで、太もも細いくせにブカブカにして。
あんなのは、デブちんの為の救済措置だったのですが、そんなことはおよそ理解できません。
まじめ腐って、やれ日本の政治やら思想に思いを馳せたのもこの頃。
恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい。
とはいえ、この頃の貪欲な吸収力は、今の私の元になっているのも確かなこと。
ふと頭をよぎる音楽のフレーズに、当時の自分がオーバーラップする。
昨日の深夜。
うとうとしながら、読書に耽っていると、小林克也の「ベストヒットUSA」が流れてる。
「♪ シシザ ハット・・・・・・・ シミジミー・・・・・・・」
あ、このフレーズは!!!!!
高校1年生の頃、何かの拍子に聴いて以来、気になって 気になってしかたがなかった曲ではないか!!!
知らなかった。
1986年に発表された、ジェネシスの「インヴィジブル・タッチ(Invisible Touch)」
という曲だったなんて。
イエスやエイジアなどの重鎮達のなか、最も成功を収めた古参のプログレッシブ・バンドたったなんて。
20年間もこの曲が、誰のなんという曲だか知らなかったなんて!!
インヴィジブル・タッチ
別バージョン
「プリズンブレイク」の挿入歌として使われたのか?