読んだ本・漫画


シークレット・ヒストリー〈上〉 (扶桑社ミステリー)

シークレット・ヒストリー〈上〉 (扶桑社ミステリー)

いま下巻を読んでる最中。
こういうのを「衒学的」とかいうんだろうか。
人ひとり殺す描写に、かなりの労力を読者に強いるお話。
小難しい、というよりはまどろっこしい。


キャラクターのどれもが、小金持ちのいけすかないガキどもだったり、
外人特有の大雑把さと神経症の同居したような行動は理解しにくい。
(特有とかいいながら理解しにくい、ってのもヒドイ決め付け方だけど)


もっとエンターテイメントしてれば面白いんだけどな。
読むのに時間かかってしょうがないです。
(ちなみに現在絶版だ)



さくらインテリーズ (ハヤカワ文庫 JA ト 6-1)

さくらインテリーズ (ハヤカワ文庫 JA ト 6-1)

前半はいいんだけどなあ。
主人公であるホームレスたちの縄張り意識とか、彼らのつまんない意地とかが垣間見えて。


後半が、一気にめちゃくちゃ。
「食人」とかないだろ。みんな死ぬし。
まあそれでも、最近の戸梶にしては、話が破綻してない方だけど。



2001夜物語 原型版 上 (光文社コミック業書

2001夜物語 原型版 上 (光文社コミック業書"SIGNAL")

いやあ、堪能した。
当然、双葉社版は持ってるし、話は知ってるけど。
日本の漫画で、ここまで描き切ったという事実に素直に感謝したいですね。
(20年以上前の作品です)




海外のSFには人類の原型をとどめないほど、究極の未来が提出されており、
幸せなことに、僕たちは本屋に行けばそれがすぐに買える。


真空ダイヤグラム―ジーリー・クロニクル〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

真空ダイヤグラム―ジーリー・クロニクル〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)



順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)



スタープレックス (ハヤカワ文庫SF)

スタープレックス (ハヤカワ文庫SF)


上記のどれもが、最高の知的体験ができると保証する。
ここ10年以内の作品であり、最新のSFといっても差し支えない。
(そして、一読していただくと、映像化困難と察しがつくはず)