最近購入した本


出版奈落の断末魔―エロ漫画の黄金時代

出版奈落の断末魔―エロ漫画の黄金時代

エロ漫画編集者の毒舌が楽しめる
『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)から早2年半。
上の表紙には無いが、購入した本には大判の帯カバーがあって
いがらしみきをのイラストが三分の二ほどを占めている。
パッと見は、まるで「いがらしみきをの漫画」。


今回は、著者が編集者に成り立ての頃からを振り返ったりして、
その歴史が垣間見える。
巻末にはあの「嫌われ者の記」が、エピローグとして掲載。
20年も前には、これを読むのが楽しみでエロ漫画を買っていたり。
(というのは照れ隠しだが)


ともあれ、予約特典の抽選に当たり、塩山氏の直筆サイン色紙と生原稿が
贈られてきたのは嬉しい。
ファンを大事にする著者と会社の姿勢に頭が下がる。


ベガーズ・イン・スペイン (ハヤカワ文庫SF)

ベガーズ・イン・スペイン (ハヤカワ文庫SF)

中短編集。
表題の作品は、遺伝子改変して「眠らない天才児」を創出する話。
まあまあ。


最近SFを読むとなると、一発でお腹一杯にしてくれる
グレッグ・イーガンテッド・チャン」クラスを期待してしまう俺。
奇想なアイデアというよりは、アクロバティックな論理を
求めてしまうのです、お馬鹿なくせに、はい。


アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲 (SHUEISHA PB SERIES)

アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲 (SHUEISHA PB SERIES)

とうとう町山さんのTV番組が始まった。
(4月5日より毎週日曜日夜11時。Tokyo MXテレビにて)
日本未公開の映画を町山が解説し、まるまる放送しちゃう番組で、
司会進行は、オセロの松嶋さんといっしょに。


とても期待しているのだが、ほんとに見たいのは、
向こうの(海外の)番組そのものではなく、町山さんの辛口コメントだったりする。


今までは紙面で、面白おかしく紹介していたものが、
実際見てみると退屈に感じたりして、町山さんの味付けは本物を凌駕するほど
舌鋒鋭いと思う。
コラム読んだだけで見た気になるもんな。


イラスト事典 深海生物図鑑

イラスト事典 深海生物図鑑

ながらく探していた絶版本。


一昔前と違って、あちこちの駅で降りては古本屋やブックオフ巡りで、
偶然の出会いを求めるなんてことはなく、ネットで一発検索。
それでも北村雄一氏のこのイラスト事典は、あまり出回ってない。
結局、アマゾンにお手頃価格で出品されてたものを購入した。
(定価より少し高いが、保存状態はとても良かった)


北村雄一氏は他にも「深海生物ファイル」や
深海生物系の本を多数出版されていてどれも面白い。


ここ最近、グラフィカルな深海生物本があいついで出版されているらしく、
他にも興味をもったのが



深海生物大図鑑

深海生物大図鑑

子供向け?


深海魚 暗黒街のモンスターたち

深海魚 暗黒街のモンスターたち

出たばかり。去年出た↓に、体裁が似てるような。値段も近い(4000円と高いが)


深海【奇妙でカラフルな深海の世界】

深海【奇妙でカラフルな深海の世界】

フランス語が原書。これか、↑のどちらかが欲しい。